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『新聞を読むわけ』
種子田 寧々(11歳) 宮崎県日南市
ある夏の早朝、ゴトゴトという大きな物音で目が覚めた。ゆうべから近づいていた台風が、ゆっくりと私の住む町へやって来た。どれだけ時間がたっても、まだ外はヒューヒューと恐ろしい音がする。
ふと玄関に行くと、ドアポストに新聞が入っていた。こんな日にも届くのかと、正直驚いた。しかも、新聞はビニール袋に入っていた。横なぐりの雨の中、新聞がぬれないようにと、細やかな気配りまでしてあって。何だか新聞を配達する人たちのことを考えると、しっかり読まなければ、申しわけないような気がしてきた。
私は、あの日以来、毎日新聞を読んでいる。最近では、難しい漢字が読めるようになり、ことわざや慣用句も、ずいぶん覚えた。あの日、ビニール袋に入った新聞に出会わなければ、私は今も、テレビらんだけを見ていただろう。
『家族の楽しみ』
住谷 祐輔(9歳) 神奈川県秦野市
「トントントン。みそ汁を作る音が、かすかに聞こえる。ちょうど出来上がったころ、新聞が届く。そーと新聞を取りに行き、温かいお茶をすすりながら、うれしそうに新聞を読み始める」
ーー
これは、おばあちゃんの話だ。
今は、「キー。とんとんとん。カシャ」。毎日このリズムでやってくるらしい。僕はこのリズムを知らない。なぜなら夢の中だから・・・。
僕は、早くテレビ欄を見たいけど、スポーツ欄を見ているお父さんと取り合いになる。お母さんは、広告を楽しみにしている。
僕、お父さん、お母さん、おばあちゃん、みんなが楽しみにしている新聞。この楽しみを届けてくれるのは、雨でも風でもがんばって届けてくれる新聞配達の人がいるからだと思う。今も昔も、人が変わっても、同じように届けてくれる。これってすごいことだと僕は思う。
新聞配達員さんへ
「僕もいつかやってみたいな。ありがとう」。
『ポストの音』
高田 論之(12歳) 石川県白山市
サラサラと、粉雪のふる朝、玄関のドアを開けると、サンルームに置かれたぼくの自転車のかごの中に、ビニールに包まれた新聞がのせてあった。いつも新聞が入っている門にあるポストに目をやると、内側の開閉するふたの一部が割れ落ち、そこから少し雪もふきこんでいた。
その日の夕刊配達のとき、配達員さんに、「門から内側に回って来ないと、ポストがこわれていることが分からないのに、よく気が付いたよね。ありがとう」と言うと、「それは見なくても、新聞を入れたときの音と、手の感覚で分かるよ」と言われ、とてもおどろいた。
今まで気付かなかったけれど、配達員さんは、毎朝同じ家に、同じ時間に、同じ感覚で、配達してくれていた。なんてすごいこと。
接着剤で直したけれど、まだひびの残る元通りとはいかないポストに、明日の朝、新聞を入れてくれるときの「あれ?」と、首をかしげる配達員さんの姿が、今から目に浮かぶようだ。
『届けてくれたのは誰?』
桃木 滝征(12歳) 鹿児島県指宿市
朝起きると、テーブルに新聞が置いてある。その新聞は、お母さんが郵便受けから取ってきたもの。郵便受けに入れてくれたのは誰だろう。きっと早起きして、誰かが届けてくれたにちがいない。
兄の友達が新聞配達をしている。朝早く起きて、まだ暗い中、自転車で新聞を配るそうだ。ぼくは、布団の中で夢を見ているころだと思う。新聞配達の人たちは、ねむくないのかな。きつくないのかな。
ぼくは、車いすで生活しているので、新聞配達という仕事は、ちょっと難しい。でも、5年生のころ、ぼくが車いすに乗って、新聞配達をしている夢を見たことがある。夢ではあったけれど、なんだかとてもうれしかった。
番組らん、スポーツらん、天気など、ぼくが読むページは決まっているけれど、新聞を読まない日はない。新聞がこない日はすごくさびしい。
ぼくの家に新聞を配達してくれている人、いつも本当にありがとう。
『続けていきたいな新聞配達』
山口 夏海(11歳) 沖縄県八重山郡竹富町
私の島では、土・日に小中学生が新聞配達をしています。新聞はまとめて、船で届けられます。船がおくれたりして、配るのがおそくなることもあります。でも、みんな新聞が届くのをまっているので、はやく配らなければなりません。はや足で配るとつかれるし、夏はあせをいっぱいかくので大変です。でも、新聞をわたすときに、「暑いのに、ありがとうね」と言われると、とてもうれしいし、「もっとがんばらなきゃ」と、気力もわいてきます。
ときどき近所の人からパインや野菜をもらいます。そんなときはとてもうれしいです。
それから、配達のと中に、ヤギ小屋があります。人なつっこいヤギは、私が通りかかるとよってきます。休みの日にも、草をあげに行きます。配達と中にヤギに会って草をあげるのが楽しみです。
みんなのために、ヤギのために、私のために、これからも新聞配達を続けていこう。
『配達員さんに感謝』
黒崎 彬文(12歳) 長野県飯山市
ぼくの家に毎朝届く新聞。その新聞が家にいつもほとんど同じ時間に届くこと。それはすごいことだとぼくは思っています。それも配達をしてくれる人のおかげだと思っています。
一昨年の冬は、大雪にみまわれました。朝、雪がいっぱいふっているのに、配達員さんは雪をかきわけて新聞をぼくたちのために届けにきてくれました。「こんな朝早くて寒いのに届けてくれているんだな」と思うと、配達員さんの苦労と新聞をよめるありがたさが伝わってきました。
うちのお父さんは朝早く出勤していきます。朝早く新聞がきていると、すごく便利だとお父さんはいっていました。
朝、新聞がよめるということは、配達員さんをはじめ、いろいろな人のおかげだと思います。この人たちには感謝していきたいです。そして、これからもどんどん新聞をよんでいきたいです。
『新聞配達の人はすごいな』
国光 彩花(12歳) 神奈川県茅ヶ崎市
「7時からは何をやるかな」「こんな悲しい事件があったんだ」と、私は家や学校で、新聞を読んでいます。新聞は、何時からどんな番組をやるかが分かるテレビ欄やうれしいニュース、悲しいニュースなどいろいろな情報がたくさん詰まった、大切なものだと思います。
なぜそう思ったかは、日ごろ読んでいて思ったのと、この前、新聞記者の方が学校に話しにきてくれて、いろいろな苦労や思いが新聞に詰まっているんだと思ったからです。
私は、「この大切な新聞を私たちの家まで届けてくれる新聞配達の人は、すごいなー」と思います。朝早く起きて、雨の日でも、私たちの家を一軒一軒回って新聞を届けてくれるからです。
私は、毎日新聞を届けに来てくれる新聞配達の人が、たくましく思えます。新聞配達の人が届けてくれた新聞には、たくさんの知識や、いろいろな人の思いが詰まっていると思うので、これからも、読んでいきたいです。
『まいごの新聞』
相原 秀哉(9歳) 千葉県市川市
ぼくは、2年生になって、小学生新聞をとることにした。
毎朝、新聞を一階のポストにとりにいく。「あれ?」。ポストが空っぽだった。お母さんにいうと、すぐに新聞屋さんに電話した。「もう、今日はけっこうですから、明日から、しっかり入れてくださいね」
おこって、「ガチャン」と切ってしまった。(お母さん、いいすぎだよ・・・)
ぼくが、学校にいくとき、新聞配達の人のオートバイが玄関にあった。そして、一けんずつ、ポストのすき間から中をのぞいていた。
「あった!あった!」
ぼくの家のポストの二つ下に入っていたようだった。そっと新聞を引っぱり上げた。
「ごめんね。入れまちがっちゃったみたいだ」
「ありがとうございました」
お兄さんの顔の汗が、キラキラしていた。
『ありがとう』
島普@あずさ(10歳) 徳島県海部郡海陽町
ブルルルルッ。ガタン。
「あっ、新聞来た」。気付いても、もう一度ねるお母さん。
おじいちゃん、朝ご飯食べる前にひと仕事。
「どれどれ新聞読もうかな」
おばあちゃん、
「外にせんたく干せるかな。どれどれ新聞、お天気は?」
雨ふりに、ぬらしたくつ見てお母さん、
「新聞まるめてつめときよ」
弟はしぶしぶ新聞まるめてる。
テレビらんチェックするのは私の仕事。
「どれどれ新聞、テレビらん」
こんなわが家は、新聞家族。毎日家族みんなで待ってます。
毎日休まずごくろうさん。
毎日お届けありがとう。
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